お電話でのお問合せ・ご予約はこちらからどうぞ

052-241-1782

受付時間 9:30~18:00

インプラントの「一長一短」

TOP > どの治療を選べばいいの?

インプラント・義歯比較表

  入れ歯 インプラント
費用 比較的安価 高価
治療 外科手術などは不要 外科手術が必要
違和感 素材によって違和感がある 違和感が少ない
治療期間 短い 長い
咀嚼能力 小さい 大きい
修理 比較的容易 問題が起きたときのリカバリーが難しい

インプラント治療に関する注意点

「第二の永久歯」インプラント

顎の骨にチタン製の人工歯根(インプラント)を埋め込み、チタンの生体親和性(人体になじむ性質)を利用し、しっかりと顎の骨と人工歯根を結合させてから人工歯を装着するのがインプラント治療です。

ほとんど天然歯と変わらない咀嚼力を持ち、審美性にも優れたこの治療法は、歯が失われた場合の最適の治療法とされています。

インプラント治療の限界

しかし、インプラントを埋め込むには様々な制限があるのをご存じでしょうか?

骨の量の不足
インプラントを埋め込むためには顎の骨の厚みが必要です。歯周病によって顎の骨が溶かされている場合にインプラント治療を行なうには、骨移植などの骨を増量するための治療が必要です。特に骨移植の手術はインプラント専門医にとっても難易度の高い治療です。
喫煙
喫煙は末梢血管の循環不全を起こします。それが喫煙の害の一つともなっているのですが、全身の免疫力が下がるというリスクがあります。インプラント治療も外科手術を伴うため、手術後の回復が遅くなってしまいます。また免疫力が低くなっているため、インプラント周囲炎にかかる危険性も高まります。
全身の疾患
糖尿病や高血圧などの全身疾患を持った方は、インプラント治療を受ける前にそれらの全身疾患を診療している医師の判断が必要です。特に糖尿病は糖尿性の歯周炎を引き起こす危険性があり、インプラント治療を行なうには高いリスクがあります。
歯周病
重度の歯周病の方は歯周病によって顎の骨が溶かされてしまっていることがあります。その結果、顎の骨の量が足りない場合があります。またインプラント治療を行なった後も、「インプラント周囲炎」という歯周病に酷似した病気になるケースがあります。歯周病は感染症なので、インプラントを入れる部分以外に歯周病があると感染する恐れがあるので、口の中全体の歯周病を治療してからインプラント治療を受ける必要があります。
上下のかみ合わせ不全の場合
上下のかみ合わせが極端にずれている方は、インプラントを入れてもかみ合わせが改善できないどころか、審美性までもが損なわれる怖れがあります。
年齢の問題
18歳以下の、骨が成長期にある方はインプラント治療を受けることができません。成長期にある顎の骨にインプラントを埋め込むと、顎の骨が成長していくとともにインプラントがズレるだけでなく、周囲の歯や他の骨の部分にも影響を与えてしまう可能性があります。
妊娠中の女性
インプラント治療は、レントゲン検査を行ない、麻酔を伴う外科手術が必要となるため妊娠中の女性にはあまりにもリスクが高いと言えるでしょう。
ビスフォスフォネート系薬剤を服用している場合
ビスフォスフォネート系薬剤とは骨粗鬆症や、悪性腫瘍の治療薬です。手術後の傷の治りが悪くなるので、外科手術を伴うインプラント治療を行なうと、切開した部分が治りにくいケースや出血が止まらなくなるケースがあります。インプラント治療を希望する高齢者の方で骨粗鬆症の方は骨折の予防としてビスフォスフォネートを服用している方が多いので、注意が必要です。
▲ページトップへ

インプラント治療のリスク

日本人が歯を失う原因についてご存じでしょうか? 高齢のため? 事故のため? いいえ違います。日本人が歯を失う原因の第一位は「歯周病」によるものなのです。歯周病は単なる歯ぐきの腫れや出血だけの病気ではありません。

重度になると顎の骨を溶かして歯をグラつかせ、最終的には歯が抜けてしまう怖ろしい病気なのです。

さて、その歯周病で歯が抜け落ちた部分にインプラント(人工歯根)を埋め込んだらどうなってしまうでしょうか? 顎の骨が溶けて量が減ったところにインプラントを埋め込んでも、多くの場合インプラント周囲のポケットが深くなり、ふたたび歯周病と同じ状況になる事も多いのです。

きちんと治療を行なわないための悪循環

きちんと治療前の診査や歯周病の治療や他のリスク因子の処置を行なわない歯科医がインプラント治療を行なえば……
インプラント治療を行なうことで再度歯周病になる
という悪循環に陥る可能性があるのです。

そして、骨移植や骨増量治療、骨移植の手術はインプラント専門医でも難しいので非常に高い技術力が必要とされる治療法です。

インプラント治療は「歯医者に勧められて受ける治療」ではありません。「歯医者を選んで治療」を受けなければ、このようなリスクを負うことになるのです。

▲ページトップへ
▲ページトップへ